ボイスターとは
ボイスターは、あなたの声でつくる、あなた専用の読み上げソフトです。
ちまたには安くて便利な読み上げソフトがあふれています。しかし、これらはどれもあなた声とは異なります。
ボイスターは、あなたの声を録音してつくるので、ひとりひとり違った「自分の声」の読み上げソフトができあがります。
現在、ロボットなど、声の出る製品向けのソフトウェア「ロボボイス(仮称)」を開発中です。ワールドビジネスサテライトで取り上げられました。詳しくはこちら。
声を失う前に
ボイスターのお客様は、喉頭摘出や気管切開などの手術で声を失ってしまう方が中心です。
≫ 詳細を見る声を失ったあとも、これまでと変わらない声で会話をしたい。ご本人様だけでなく、ご家族ご友人の強い気持ちがあったから購入に至ったというお話もうかがっております。
ボイスターの声
ボイスターは、声色だけでなく、抑揚や語尾のくせといった口調も再現します。
それでも、「おはよう」「ありがとう」などの気持ちを込めたフレーズは、できるだけ肉声を使いたいものです。ボイスターでは、このようなフレーズをあらかじめ録音しておき、肉声と合成音を組み合わせて使うことができます。
ユーザー様のご紹介
会社経営 恩田 聖敬さん

恩田さんは、FC岐阜社長就任中にALSと診断を受け、将来に備えて声を収録、ボイスターを作成されました。
現在は自ら立ち上げた株式会社まんまる笑店の社長として、またALSの当事者として、様々な分野にわたる講演活動を行われています。
発声の明瞭性が下がってきた現在も、ボイスターを活用した「自分の声」による講演を精力的に行われています。
ラジオパーソナリティ 米沢 和也さん

米沢さんは、ALSと診断されたことをきっかけに、三角山放送局のラジオ番組「ALSのたわごと」のパーソナリティを始めました。
気管切開により声を出せなくなりましたが、事前に作っておいたボイスターと、目でパソコンを操作できる視線入力装置を組み合わせ、ご自身の声をラジオで届け続けることができました。
大阪芸術大学 牧 泉教授

牧教授は、下咽頭がんの治療のため、喉頭摘出を余儀なくされました。
声が出せない状況では教壇に復帰できないと落胆していたところ、ボイスターで声を残せることを知り、術前にボイスターをつくることにしました。
手術後、ボイスターを使って教壇復帰され、週2回の講義を継続されました。コミュニケーションも円滑で、学生からの評価も大変高いものでした。
価格
フル版
- 約1,000文の読み上げ原稿
- 約400文のフレーズ
950,000円(+税)
ライトプラス版
- 約400文の読み上げ原稿
- 約100文のフレーズ
480,000円(+税)
※読み上げ原稿は、ボイスターの合成音声をつくるのに利用します。読み上げ原稿の数が多いほど高品質な合成音ができあがります。
※フレーズは、肉声で「おはよう」「ありがとう」といった言葉を読み上げるのに利用します。
Q&A
- どうやって録音するのですか
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弊社専任スタッフがご自宅にうかがい、収録します。原稿や録音の準備はすべてスタッフが行います。
- どこで録音するのですか
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ご自宅や病室など、お客様がリラックスできる環境で録音します。周囲の騒音など、録音に支障のない環境かをお申し込みの際にご確認させていただきます。
- 発音に難がありますが、つくれますか
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もちろんつくることは可能です。ただし録音した音声に不明瞭な部分があると、ボイスターで作った声にも不明瞭さが反映されてしまうことをご了承ください。ALSなど音声障害が進行する場合は、なるべく早い時期につくられることをおすすめします。